いじめ解決から2年以上が経った、小学5年生の終わり、3月のことです。娘は朝の登校中に凍結(北海道なので)した歩道で転倒し、左手首を骨折しました。手から肘にかけてギプスをし、三角巾を首からまいて支えてる状態です。これではランドセルを背負うこともできません。
ギプスが外れるまで、毎日、娘のかばん持ちとして、私が学校の送り迎えをすることになりました。学校の外では親である私が助けてあげることができます。でも学校の中で、娘を手伝ってくれる子はいるのだろうかと、本当に心配でした。
ただでさえ不器用なのに、左手が使えないので、困ることが多いのは予想できました。
しかし、私が娘と一緒に登校すると、昇降口が開くのを待っていたクラスメイトが「お母さん、私がランドセル持ちます」と駆け寄ってきてくれました。帰りも、同じように学校の前で待っている私に、娘のランドセルや荷物を手渡してくれました。
毎日、毎日、いろいろな子が代わる代わる、娘を手助けしてくれました。学校の中では、給食を運ぶのを手伝ってくれたり、ジャンパーを着るのを手伝ってくれたり、机や椅子をさげるのを代わりにやってくれたりしたそうです。
娘の小学校は1学年1クラスだけです。その中には、3年生の時に、娘のいじめに関わった子が多くいました。
私は娘をいじめた子達をなかなか許す気にはなれませんでした。正直、ずっと根に持っていたと言っても過言ではありません。でも、娘が骨折し、彼ら彼女らの優しさに触れた時、それが雪解けのように溶けていくのを感じました。
娘を転校させなくて良かったと思いました。
いじめというと、まずは学校を離れることで解決させようとするのが普通でしょう。でも、それではいじめた子の「考える機会」が失われてしまいます。また「自分がいじめたことでクラスメイトが転校した」その事実はきっとその子達を後々苦しめることになったと思うのです。
「人は変わる」その姿を子供たちの成長から教えてもらったように思います。
子供のいじめを通して私は多くのことを学びました。親がきちんと関わることができる小学校という時期に、問題が起きてくれたことに今では感謝しています。
娘とクラスメイトの「おはよう!」「バイバイ~」という笑顔のやり取りが、まるで神様からの素敵な贈り物のように感じられたのでした。
4回に渡り、最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ーーーーーーーーーーー
こんなさまざまな経験を通して学びを得てきた
サイキックリーダー【HANA】の
《あなたの人生を変えるかもしれないサイキックリーディング》
⬇ 申し込んでみませんか? ⬇
NAIA🐬提供メニュー&申し込み
今なら初めての方のみ初回限定価格(¥3,000〜)で提供中です。