私は親が子供にしてあげられること
として「教育という投資」は
とても良いと思っています。
洋服やおもちゃ・ゲームなど一過性の
ものにお金を使うより、ずっと残る
「身に付いたもの」は、大人になって
豊かに過ごすための財産になります。
身に付くために重要なことは
「いやいや」ではなく
子供が「好きでやりたいと思ったこと」
をやらせてあげることです。
そしてある程度、時代を読むことも
必要なのではないかと思うのです。
昭和の時代、
私の親が子供への習い事として
選んだのは「習字」と「そろばん」でした。
私は習字だけでしたが、兄達はそろばんも
やらされていた時期がありました。
なぜ当時、親が「習字」を習わせたかったか
というと、スマホもパソコンもない時代、
事務などのお仕事をするのに
字がきれいな人が重宝されたからです。
そろばんも、私の母(75歳)は
いちおう簿記の資格を持っていますが、
当時は、電卓ではなく、なんとそろばんで
資格をとったそうです。
でも、電卓も会計ソフトもある今
まったく必要ありません。
習字もそろばんも、もはや社会で
不要なスキルとなりました。
しかも「超いやいや」通っていました。
一方、夫の親が習い事として選んだものは
「公文」と「ピアノ(エレクトーン)」でした。
彼は学年よりどんどん先に進める公文の学習法
がとても好きだったといいます。
そしてピアノも、良い先生に出会い、
好きなポップスの曲をたくさん弾かせてもらい
大好きで中学までやっていたそうです。
私の夫は難関大学に合格し、
良い友人関係に生涯に渡って恵まれ、
そして音楽を趣味としてとても楽しんでいます。
同じ「お金を使った習い事」で
こんなにも差がついてしまうのです。
子供時代の時間はとても貴重で宝物です。
習い事は、その子が「輝く」未来のために
子供自身と相談して決めてください。
スポーツ系の習い事は、
本人が望んでいる場合は別として
「苦手を克服」系ではなく
「得意を伸ばす」系がおすすめです。
野球やサッカーを大人になってからも
少年のように楽しんで
豊かに人と交流している人を見ると
「いいな」と思いますね。