私には生まれつき1つだけ人とは違うちょっと変わった能力があります。
それは予知夢を見ることです。
しかし、この能力、まったくの「役立たず」なのです。
なぜなら予知夢で見る内容が「ただのどうでもいい自分の日常のワンシーン」でしかないからです。
このためこれが通常の夢なのか予知夢なのかは区別がつかず、それが起きてはじめてわかるという感じです。また、なぜそれを予知夢として見たのかも意味不明です。
予知夢が実現するタイミングもまちまちで「だいぶ昔にこのシーン夢で見たな」とわかることもあれば、「つい最近見た夢はこれのことか」と思うこともあります。
この能力、どういうわけか、私の娘にも遺伝してしまいました。
“何の役にも立たない予知夢を見る能力”
娘に「意味ないじゃん」と言われつつ、同じ能力を共有する仲間ができてちょっと嬉しいような複雑な気持ちです。
でも最近、1つだけこの能力が役に立つことがありました。まだ実現していないので、予知夢と決まってはいませんが、私は夢からの応援メッセージと受け取ることにしました。
その夢はいつも通り「自分の日常のワンシーン」でしかありませんでした。
私は誰かとzoomでサイキックリーディングのセッションをしています。
パソコンの画面の上に、あるはずのない画面がもう1つあり、映像が見えます。パッパッパッと次々に場面が移り変わります。「早すぎて分かりづらいなぁ」と夢の中の私は思います。
そこで目が覚めました。
すぐにそれが私が誰かに過去生リーディングをしているところだと思いました。
サイキック感性(Psychic Senses)のことをクレア感覚(CLAIR SENSES)と呼びますが、私は、その中でもクレアヴォヤンス(CLAIRVOYANCE)と呼ばれる「視覚」能力が弱いです。
クレア感覚というのは生まれつき鋭敏な部分から開花していき、最終的に全ての感覚が使えるようになります。私はまだ修行期間中なので、全ての感覚が使えているわけではないのです。
師匠のロックガールは「情報は見えなくても別の形で伝わる。視覚にとらわれすぎると、他の感覚を見逃すから、あまり気にする必要はない」と話していました。
でも私は現時点で「あまり見えない」ことをとても気にしていました。
過去生リーディングでは特に「見える」方が正確に相手に伝えることができるのではないかと思うからです。
同期の受講生を相手に練習を重ねていますが、まだまだ自分の実力不足を痛感しています。
そんな時にこの夢です。
夢の中ではちゃんと過去生の映像を映し出すスクリーンが見えていました。映像の移り変わりが早すぎて困っていましたがクリアに「見えて」いたのです。
目覚めたあと、ふと「私は夢をこんなにはっきりと見ることができる。ということは、起きていても夢を見るようにできるはずだ」とも思いました。
もしかしたら私のガイドが「ちゃんとできるようになるから大丈夫。頑張れ!」と応援する意味で少し先の未来を見せてくれたのかもしれません。
できれば春までに「過去生リーディング」をクライアントに提供できるレベルまで持っていけるように頑張りたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。