私は元ライターですが、自分に専門性がないため、そして仕事を選べるような立場でもなかったため、その当時、様々な記事を書きました。
その中でも私の仕事の柱になっていたのが、ビジネス雑誌とアニメ雑誌です。
ビジネス雑誌では、企業の経営に携わるトップクラスの人達、アニメ雑誌では監督レベル(演出、プロデューサー、音響監督など)の方を取材した経験があります。
まったく異なるジャンルなのですが、それでも取材をしていると、共通のことを聞かれることがありました。
それは「その質問の意図は何?」です。
最初はとても戸惑いました。
でも、彼らとしては「それを聞いてどうしたい?」「君は何を伝えたいと思っているの?」ということは、とても重要なことなのです。
なぜなら彼らは「表現者」であり「想像したことを実現する」のが仕事だからです。
作り手としての立場から、ものを見ています。
だから相手の深い意図まで読み取って質問に応えようとします。
彼らにとって時間は貴重であり、回りくどいのは好みません。
意見を聞いて、論理的にとらえるだけでなく、直感やインスピレーション(閃き)も、ずば抜けて優れています。
「だったらこういう風に書いたらいい」
「ここ面白いから、使ったらいいよ」
ライター時代、私はこれらの言葉に幾度となく救われました。
振り返ってみると、彼らは右脳と左脳のバランスがとれている、スピリチュアル的にも最高レベルの人達だったのではないかと思います。
プロのサイキックも顔負けです(笑)。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。