ご自身が発達障害の方、
お子さんが発達障害だという方、
どうかそれを欠点だと考えず「強み」だと思ってください。
例えば、発達障害の人が良く持っている特性、感覚過敏という部分、
これは逆に、その能力が「優れている」とも言えます。
耳(聴力)、目(視力)、鼻(臭覚)、口(味覚)、肌(触覚)
特に過敏な部分を生かした職業につけば良いのです。
私の娘(ASDとDCD)は、売っているお茶は「これ」と決まったものしか飲みません。
昔、そのお茶がなくなり、どんなに販売機を探しまわっても、そのお茶が見つからず、別のお茶を、空のペットボトルに詰め替えて、娘に渡したことがあります。
娘はすぐに「これはいつものじゃない」と気づきました。
小細工がきかない、すごい味覚です。
親としてはとても面倒くさい子供です。
でもこれは素晴らしいギフトだと思いませんか?
食品開発や食品管理の分野の仕事に就いたら、彼女の舌に勝てる人は少ないと思います。
洋服なども肌触りが嫌だと言って、二度と着ない服もありました。
でも質の良いものが分かる感覚を持っているということなのだと思います。
「嫌だ」を「品質改善する能力」と捉えると良いかもしれません。
また、うちの娘は、他の人よりも音声記憶が優れています。
耳で聞いたランダムな数字の羅列をどれくらい覚えられるかという知能テストで、通常の人よりもはるかに多く記憶できていました。
幼稚園の頃、彼女は、朝からお帰りの時間まで、出会った人と交わした、全ての会話を、まるで音声を再生するように教えてくれました。
娘は今、6年生で、英語の勉強をはじめています。
覚えるスピートがとてつもないのは、この能力によるものだと思います。
将来、通訳などの仕事につけるかもしれません。
画像記憶も優れています。形や色彩について細かく覚えています。
例えば、ヤマハのマークについて、バイクのYAMAHAと楽器のYAMAHAのマークの違いを、記憶だけで説明してくれました。
プログラミング(SwiftやUnityなど)や絵を描く能力も素晴らしいです。
システムエンジニア、プログラマー、デザイナーにもなれるでしょう。
コミュニケーションは苦手分野かもしれません。
でも苦手なコミュニケーションも、例えば人工知能の開発やコンピューターへの指示など、あいまいな表現や言い回しを回避しなければいけない分野で、役立つこともあるかもしれません。
すばらしく才能があるのです。
しかし、発達障害の人は「できないものはできない」です。
「できる」ようにしようと思うと、人の倍以上の時間と努力が必要になります。
苦しんで頑張って「できないものをギリギリ人並み」程度にするよりも、「ずば抜けたできる事」を伸ばして、社会に貢献した方が良いと思いませんか?
だって、それは、
「魂の目的」を果たすために、
神様が特別に与えてくれた、
まぎれもない「ギフト」
なのです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。