「自分で調べて勉強する」
という習慣はとても大事です。
今は何でもインターネットで検索できます。
でも本と違い、情報を精査する必要があります。
「いつの情報か」「情報源はどこか」
という2つに注意しなければなりません。
検索で出てきた
「今、話題の」なんて書いてある情報が
5年前の記事だった場合、
まったく「今、話題」ではないわけです。
情報源も、
信頼できる組織・団体のものか確かめます。
個人が適当に思い込みで書いているような
ものは要注意です。
その点、本はすでに情報が精査された読み物です。
でも出版年は確認しなければなりません。
特にIT関連の本は、去年出版されたものが、
もう古いという状態によくなります。
私の子供はプログラミングをするのですが、
今年出版された本の中で紹介されているのが
「前のバージョンのやつだ」と不満げでした。
執筆してから出版に至る数ヶ月という時間で、
バージョンが新しくなってしまう……
「風の時代」は、時間の流れが早いです。
そういえば、昔、旅行のガイドブックを
古本屋で買ったことがありました。
アホな買い物でした。
観光スポットに行く道のルートや
駐車場の場所も変わっていたし、
紹介されている飲食店で残っているものは
ほとんどありませんでした。
その時代に
タイムスリップしたいのでなければ、
ガイドブックを古本屋で買うのは
やめた方がいいですね(笑)。
それでも、私は本を読むのが好きです。
出版年さえ意識していれば、
情報を疑う必要がないし、
体系的に整理・説明されているからです。
ライター時代、
取材時には、最低3冊(もしくは3作品)
その人の著作を読む(観る)のがマナーでした。
取材相手と
「3冊読めば最低限の話ができる」
「 10冊読めば対等に話ができる」
ライター時代の飲み友達はそう話していました。
彼は今や文学賞作家で、
新聞で書評まで書いています。
知識は財産です。
「求めよ さらば与えられん」
(新約聖書 マタイ伝)
良い情報に出会うために、
積極的に動いていきましょう。